機械式ディスクブレーキ(AVID BB7)のパッド洗浄
ここ最近、自転車通勤中にディスクブレーキがキーキー鳴るのが気になっていました。
El Camino号はディスクブレーキを標準のTektro NovelaからAVID BB7に変えています。
Tektro Novelaは、制動力は悪くないと言うかむしろBB7より良い気がしますが、とにかく音鳴りがヒドイのと調整しづらいのがネックでした。また、制動力は高いものの効きが唐突でコントローラブルとは言いがたかったです。
AVID BB7は、音鳴りもなく非常にコントロールしやすいです。効きはNovelaと比べて劣るというか穏やかですが、握り込めばきちんと効きます。ただそれだけでなく、非常に調整しやすいのが最大の魅力だと思っています。私のようなものぐさにぴったりです(^^;
そんな優等生なAVID BB7ですが、ノーメンテナンスで乗り続けること半年強、だんだんと効きが落ちてきて、キーキー鳴るようになってきました。Tektro Novelaでなっていた低い「ギー」とか擬音では表現しにくい共鳴音とは音の質が異なり、キーという如何にも金属の甲高い音です。
あまりキーキー鳴らしながら町中を走っているのは迷惑ですし、スポーツバイク乗りとしてはメンテをサボっているようで(実際サボっているのですが)恥ずかしいので、Tektro Novelaの時に調べた音鳴り解消法(洗浄)を試してみました。
まずはホイールを外してディスクブレーキのパッドを引っこ抜き、台所洗剤でよく洗い水で流します。
BB7のブレーキパッドを引っこ抜くのはとても簡単で、ちょっと強めにつまみを引っ張るだけです。
洗った前(上の画像)後(下の画像)をご参考までに。外見の差は全くありません(笑
ブレーキパッドを洗ったら適当なもので水分を取り、ブレーキキャリパーに突っ込みます。この時、結構強めに「カチッ」となるまで押し込みます。私は素手で押しこむのが辛かったため、ペンチを使ってグイと押し込みました。
パッドの洗浄・取り付けが終わったら、次は取り付け位置の微調整。BB7は赤いダイヤルを使ってクリアランスを調整するのですが、これが非常に便利です。内側(ハブ側)はトルクレンチで調整する必要がありますが、外側は手だけで回せるので、きちんとセンターが出せていれば調整はものの5〜10分程度です。ホイールを回しながら手で時計回りにカチカチと閉め込んでいき、干渉音が鳴るようであれば1段階戻すだけ。
ブレーキパッドを洗浄した結果、キーキーという音鳴りは(少なくとも今のところは)完全に消えました。大したことはしていませんが、効き具合も良くなったように思います。やはり、自転車は定期的にメンテナンスしないとダメですね。
AVID BB7、少々値が張りますが、私のようなライトユーザーにはとにかくオススメです。
ではでは